アサヒビールKIDSプロジェクト・思い出絵画教室

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おかちゃんのお絵かき拝見
第1回「気持ちを発散させる、楽しい遊び」 児童絵画研究家・おかちゃん
初めて会う21人の子どもたちと、楽しく絵を描きました。
「思い出絵画教室」を始める前、子どもたちと仲よくなれるかな、みんな絵を描いてくれるかな、と少し心配をしていました。

たいていの場合、白い紙を前にした子どもは、なかなか描き始めることができなくて、ためらってしまうからです。
どんなふうに描こう、何を描いたらいいの、そんなためらいが、子どもたちの手を止めてしまうのです。
(なので当日は、白い紙だけでなく、色画用紙も用意しました)

写真ところが、ところが。
「思い出絵画教室」に参加した子どもたちは、ぜんぜん違っていました。
私が自己紹介を始めると、もう描きたくて描きたくてたまらない様子が伝わってきます。
みんな、早く絵の具や筆を触ってみたくてうずうずしています。
「わかった、それじゃぁ、もう始めて!みんなで楽しく絵を描こう!」
号令を出すと、待ちかねたように思い思いに筆を取ります。

パレットに絵の具をひたすらしぼり出す子。(どんな色が出るのか、試してみたのね)
ひたすらいろいろな色を紙の上にのせてみる子。(研究、研究)
太い筆で、紙の上にいっきに線を走らせる子。(気持ちよかったね〜)
心のおもむくまま、ひたすら塗りたくる子。(気がすんだ?)
そうかと思うと、じっくり描きたいものを描いてる子。(おもしろかったね!)

写真どの子もどの子も、真剣な顔をして絵の具と格闘していました。
できあがった作品の数々は、じっくり見てみると実に興味深いのです。
初めはただただ線を描きなぐっていた6歳の男の子が、あるとき偶然に顔のような形を発見し、それ以後はその顔に目をつけたり涙を描いたりしています。
描いているうちに、その子は描く楽しさに気がつき、気持ちも発散できたのでしょう。
一番最後に描いた絵は、人物の顔が笑っていました。

3歳のある女の子は、初めのうちはやはり線を描くだけでした。そのうちに水を多くすると絵の具がにじむのを発見しました。手につけて画用紙に押し付けると、画用紙に手形がうつることも知りました。最後は、自分の好きな色をいっぱい選んでひたすら画面をあきることなく塗り続けていました。

写真絵を描き始めて1時間半もすると、子どもたちはそれぞれに満足したのでしょう。
やがて描くことをおしまいにして、遊びに出て行きました。
絵というものが、どんなに子どもたちにとって魅力的で楽しい遊びであるか、また、描くことがどんなに気持ちを発散させるものであるか、今回の絵画教室を通して再確認させられました。
子どもたちに感謝をします。楽しい時間をありがとう。
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