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| No.17 |
がんばれ はぶらしハーマン (木村祐一しかけ絵本 8)
(偕成社) 木村祐一・作 /田中四郎・絵
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子どもに歯みがきの習慣をつけさせるのって、けっこうたいへん。
いつまでも親がみがいてあげるわけにはいかないから、自分でやってほしいなと思うけど、自立までの道がこれまた遠い。
なにしろ「みがいたの?」「歯みがきしてね」と、こちらから水をむけなけりゃ、子どもは自分で歯みがきなんかしてくれません。
あ〜、いつになったら黙ってても自分からみがくようになってくれるのか、習慣として定着するのか、前途を思って親はためいきをつくわけです。
歯みがきの習慣をつけるには、なんといっても「どうして歯みがきが必要なのか」子どもにわかってもらうことでしょう。
そこで、虫歯になるとどうなるか、虫歯はどうしてできるのか、そういったことをやさしく教えてくれる科学絵本は、親たちにとってありがたい存在です。
世の中に虫歯のメカニズムを教えてくれる科学絵本はいっぱいあるけれど、「がんばれ はぶらしハーマン」は、科学絵本ではありません(笑)。
でも、科学絵本に負けないくらい、子どもたちに虫歯の恐さを教えてくれる絵本です。
なにしろ、主人公のこうちゃん(幼稚園生くらいかな?)は、寝る前に歯をみがくどころかキャンディはペロペロ。ベッドに入ってもビスケットを食べてるしまつ。
お姉ちゃんが、
「そんなことをしてたら、寝てるあいだに、こわ〜いかいじゅうがやって来て、口の中であばれるのよ〜」とおどかしても、こうちゃんはしらんぷり。
「かいじゅうなんて、正義のみかたがやっつけてくれるもんね!」などと能天気なことを言っています。
そんなこうちゃんが夢の中で体験したお話がこの絵本なのです。
どんなに正義のみかた『はぶらしハーマン』といえども、こうちゃんの口の中で増えに増えたいじわるかいじゅう『コムッシー』どもを退治することはできませんでした。
朝、夢からさめたこうちゃんは、心の底から後悔するはめになるのです^^;。
穴あきの楽しいしかけと、子どもが大好きな正義のみかたが登場するスペクタル(?)ドラマで、どうして虫歯ができるのか、その理由を子どもにやさしく教えてくれます。
読んだあとで、必ず子どもは神妙な顔つきになり、今夜からお母さんに言われなくても歯をみがこう!と決心することでしょう(笑)。
それがいつまで続くかはわかりませんが^^;
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