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| No.15 |
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たんぽぽ
(福音館)平山 和子 ぶん・え 北村 四郎 監修
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長い冬が終わって、あちこちで植物が芽吹くこの季節になると、必ず子どもといっしょに読んだのがこの絵本です。
たんぽぽは、子どもにとってとても身近な植物です。
公園や空き地、あるいは道すがら、たんぽぽはいつでも見ることができます。
綿毛を飛ばしたことのある子どももいっぱいいるでしょう。
でも、どうしてたんぽぽは、どこにでも咲いているのかな?
石畳のすきまや、道路のわき、そんなところにも咲いているたんぽぽ。
どうやってはえてきたのかな?
最初に絵本から投げかけられたこの問いに、まずは子どもたちは興味しんしん。
つかみはOKというやつです。
身近なたんぽぽが、実は冬の間はこうやって過ごしていたんだよ、とか、
雨の日のたんぽぽを見たことがある?とか、
たんぽぽは、一つの花ではなくて、小さな花がたくさん集まっているんだよ、とか、
その小さな花を数えてみたら、240もあったよ、とか、
すぐにでもたんぽぽを見に行って確かめたいことをいっぱい教えてくれます。
圧巻は、4ページを使って描かれたたんぽぽの根っこです。
小さなやさしい風情のたんぽぽが、実はこんなにも太くて丈夫で長〜い根っこを持っていたことを、私もこの絵本で初めて知りました。
この丈夫な根こそが、たんぽぽをどこにでもはやすことのできる力になっています。
リズムカルでやさしい文章と正確で美しい絵が、身近なたんぽぽを通して、植物の生きる力とたくましさを教えてくれます。
幼児から楽しめますが、小学校へ入ったら、今度は子どもが一人で読んで楽しめる、そんな一冊です。
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