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| No.14 |
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サンタクロースと小人たち
(偕成社)マウリ・クンナス 作 / いながき みはる 訳
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クリスマスが近づくと、幾つになっても心が沸き立つような気持ちがします。訳もなくウキウキしたり、ふだんよりはちょっぴりやさしい気持ちになれたり・・・。
まるでクリスマスの魔法に誰もがかかってしまうようなこの季節。
子どもが何よりも待ちこがれているのは、サンタクロース。
クリスマスの夜に世界中の子どもたちにプレゼントを配ってまわるこのおじいさんは、それ以外の季節は何をして過ごしているんだろう?
それより何より、サンタの住んでるところってどこ?家はどこにあるんだろう?
疑問はつきません。
子どもに質問されて困ったお父さんもお母さんも、お待たせしました。明日からは困りません。
ちゃんとサンタの秘密をくわしく教えてくれる絵本があるんです。
オーロラが見える国、フィンランドには、とても不思議な村があります。ここはむか〜し、まいごになって迷いこんだおじいさんの他には、誰も見たことのない人里遠く離れた村です。
そしてここは、子どもたちの大好きなおじいさん、サンタクロースが、たくさんの小人たちに囲まれて暮らしている村なのです。
ここに住む小人たちの仕事は、世界中のよい子たちへのプレゼントを用意することで、いろいろな職業の小人がいます。大工や印刷工、洋裁のできる小人に画家。タイピストもいます。
丘の上でのんびりと過ごすトナカイたちを番するトナカイ番も、とっても重要な仕事です。
毎日、毎日、小人たちの仕事場で子どもたちへのプレゼントが作られます。秋も終わりになると小人の子どもたちも手伝って、プレゼントを包む仕事が始まります。
その頃になるとサンタクロースは、世界中から小人たちが集めてきたよい子のリストを作ります。よい子の知らせをたくさん聞くと、サンタクロースはとってもうれしくなります。
そしていよいよクリスマスイブの夜。念入りな準備をして世界中の子どもたちのもとへサンタクロースと小人たちは旅立ちます。
どんな遠いところへも、そして、どんなに小さな贈り物でも、必ず子どもたちのもとへ届けるために・・・
たくさんの小人たちと幸せそうに暮らすサンタクロースと、彼を囲むユーモラスな小人たちの生活が、魅力的なエピソードで語られます。クリスマス間際のてんてこまいと大騒ぎ。クリスマスイブが終わって、今度は自分たちのクリスマスを盛大に祝うようす・・・、などなど。
美しい色彩と暖かみのある絵、極上のユーモアで綴られたもうひとつのサンタ物語です。
ある一人の小人の言葉をご紹介しましょう。
「世界中にはほんとうにいろんな国があるんだね。住んでる家も人々のくらし方も違うけど、子どもはどこでも同じだな」
クリスマスシーズンに、子どもといっしょに楽しみたい一冊です。
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