絵本

事務局が選んだ気になる絵本の紹介だよ。

No.5
 「へんてこもりにいこうよ」(偕成社) 作・絵:たかどの ほうこ
絵本表紙子どもの頃、今とは違って家の近所にはまだまだ緑が残っていた。
森も林も原っぱも。
そこでは子どもたちは思いっきりファンタジーの住人になれた。
自分たちの作った空想の世界で遊び、その世界観を心ゆくまで楽しんだ。
だからこそ辛い現実^^;を、子どもたちは耐えることができたのかも・・・。
大きくなって多少のことは乗り越えていけるようになったとき、誰もが自分の持っていたファンタジーのことは忘れてしまう。
それが大人になるということ。
でも、忘れないでおこう。
子どもにとってはファンタジーがとても大事なものだということを。

そらいろようちえんのうらには、ヘンテ・コスタさんが作った「へんてこもり」という小さな森があります。
ある日のこと。4人の子どもたちが休み時間に「へんてこもり」へ遊びに行きました。
そこでしりとりを始めた4人は、今までに見たことも聞いたこともない
不思議なヤツに出会うのです。

「ぞう」から始まったしりとりで、「ま」のつく動物がどうしても思いつかないブンタが、苦し紛れにデタラメな名前を言いました。
「まるぼ!」
すると、ほんとうに「まるぼ」がみんなの前に現れたのです!
その上、まるぼがみんなを森の奥にある小さな原っぱに連れて行くと、そこには今までしりとりで名前の出てきた動物が、前の動物のしっぽにつかまって、つまらなそうにぶらぶら歩いているではありませんか!
ぞう、うし、しろながすくじら、らくだ、だちょう、うま、そして「まるぼ」です。
いったいどうなっているの?
びっくりする子どもたちにまるぼが言います。
「早く続きを言ってくれ。みんな待っているんだから」
えっ?もしかして、しりとりで出てきた動物がほんとに出てきちゃうの?
どんどん出てきて、最後はどうなるの?

それは読んでのお楽しみ。
とっても愉快な結末が待っています。
たかどのほうこさんは、子ども心を忘れない数少ない大人のひとりです。
へんてこもりの愉快で不思議な世界。
どうぞ、子どもたちといっしょに楽しんでください。

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