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| No.2 |
| 『あらしのよるに(愛蔵版)』 (講談社) 作:きむらゆういち/絵:あべ弘士 |
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おとなになると、ドキドキワクワクすることって、もうあまりない。寂しいことに。
子どもの頃にドキドキワクワクした本のことを今でも覚えてる人はいても、あの頃に感じたドキドキワクワクまでは実感できない。寂しいことに。
そう、おとなってほんとうにつまらない生き物だ。
きむらゆういちさんとあべ弘士さんが作った「あらしのよるに」シリーズを子どもに読み聞かせるたびに、つくずくと思うのだ。
「あらしのよるに、雨宿りした真っ暗な小屋の中で二匹は出会います。おおかみとやぎ。
お互いの姿が見えない中で、お互いの正体に気づきもせず、お互いが相手を仲間だと勘違いしてしまいます。そして夜通しおしゃべりするうちに相手をすっかり気に入ってしまうのです。
ふたりは友だちになりました。
やがてあらしもおさまり、二匹は明日のお昼に会う約束をして別れます。いっしょにランチでも、っていうわけ。(えっ!?)
あした、ここで何がおこるのか・・・。それは誰にもわからない。」
真っ暗な小屋の中で、何度かおとずれるお互いの正体がばれる危機(?)。そのたびにはっと息を呑む子どもの様子が手にとるようにわかります。
この絵本は、ぜひお母さんが子どもに読み聞かせをしてほしい本です。
物語りの中に引き込まれ、おおかみとやぎの行く末にハラハラドキドキする子どもに、読み聞かせ冥利につきると感じること間違いなしです。
「これから、どうなるの、どうなるの!」
ご安心ください。このお話の続きは、「あるはれたひに」で読むことができます。
きむらさんのさすがのアイデアと、リズミカルな文章。
動物園の飼育係りだったあべさんの、ユーモラスでとぼけた味なのに不思議とリアリティがある二匹の動物の絵。
子どもが夢中になる楽しい一冊です。
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愛蔵版の他に、ちいさな絵童話「りとる」(講談社)でも、シリーズで読めます。
「あらしのよるに」「あるはれたひに」「くものきれまに」「きりのなかで」「どしゃぶりのひに」と続き、2002年2月に「シリーズ完結編」が発売予定です。 |
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